今回は、希釈と塗布、摂取(飲む)についてです。
ドテラのエッセンシャルオイルは、芳香・塗布・摂取(飲む)の3つの楽しみ方があります。ドテラを非難される方の多くが原液塗布・摂取(飲む)に対してとても否定的です。
これは事実と誤解を含んでいると思ってます。
まず事実。エッセンシャルオイルは、成分濃度がとても高いため、そのまま原液塗布や摂取(飲む)をした場合に、皮膚刺激となる場合があります、もちろん人によっても異なります。
なので塗布の場合には、希釈して利用することが健康上ベストといえますし、ドテラの公式資料でも希釈することが前提となっております。また希釈=薄くなる のではなく希釈することで、揮発を遅らせ、皮膚にとどまる時間を長くする効果があります。
このように、ドテラ公式では希釈利用推奨です。原液塗布推奨はしていません。これが誤解です。
また、希釈の割合についての雑学をお伝えします。
日本全国に広く普及しているエッセンシャルオイルの希釈割合をご存知でしょうか?これは、「1%濃度」という目安があります。有名な公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)にて普及させた目安の濃度です。
なぜゆえ「1%濃度」なのか、どこからきた数値なのか?知っている方は、極めて少数と思います。偶然なんですが、以下ブログを見つけたのでリンクしてきます。AEAJの設立に関わった方のブログで、AEAJ設立前からの状況を詳しく記載しております。
ご本人も記録のためにブログを書いたとのことです。ぜひ一読されることをオススメします、短いのであっという間に読めます。貴重な記録であると思います。
このブログからは安全性を最優先にして、普及のしやすさ(覚えやすさ)を鑑みて「1%濃度」になったようです。
「1%じゃ効かないし、アロマテラピーじゃない」といった批判もたくさんあったようです。しかし事故の発生なく利用されてきた背景もあり、この判断は英断であると思います。
摂取(飲む)することについては、過剰な非難も多いと思います。誤解があるとすれば、ガブ飲みする人はおそらくいない、いたら健康を損なう可能性高いです。私も摂取していますが、1滴2滴のレベルです。
また、摂取(飲む)も人により体調不良に陥る可能性がありますので、いきなり他人に飲ませるのはやめましょう、批判の元です。
この摂取(飲む)ということを、アロマの企業として謳ったのは、おそらくドテラが最初だと思います。しかし、エッセンシャルオイルを摂取(飲む)することは、日本以外では、およそ30年前から普段に行われていたことが本に記載されております。
やさしいアロマテラピー フレグランスジャーナル社編 初版平成6年12月10日
著者 川瀬真砂子、佐々木薫、大塚規子、宮川明子、中安一成、渡辺由貴子
平成6年(西暦1994年)は、令和2年の現在からは約26年前です。この本のなかで著者の渡辺由貴子さんが、イギリスでアロマテラピーの勉強をしていたときにクラスメイトが休憩時間に紅茶にレモンの精油を1滴いれて飲んでいたそうです。
これを見た渡辺さんは衝撃を受け、「なんでそんなことをするんだ??」と感じて「芳香・塗布でも同じ効果は得られるだろうに」と考え、ご自身では摂取(飲む)はしていないそうです。
・・・「飲んじゃいけない」が念頭にあったことが残念です。
また、渡辺さんは、この本の中でイギリスの有名なアロマテラピー研究家であり、精油ブランドでもあるマギー・ティスランドさんも精油を紅茶やワインに入れて飲んでいることを書いてます。
マギー・ティスランドさんが飲んでいるということは、元旦那で精油ブランドでもあるロバート・ティスランドさんも精油を飲んでいたと想像されます。
このように、エッセンシャルオイルを摂取(飲む)ことは、昔からやっていることで、非難されるものでもないと思います。但し、上に記載した、体調不良につながることもあるので、ご自身でお試し頂き、具合が悪くなるなら控えたほうが良いです。
いろいろ試してみて、エッセンシャルオイルを安全に楽しみましょう!
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