私 個人の経験談です。
忘れもしない、忘れることはできません。
201x年 10月 某日
私のいた会社は、いきなり倒産しました。
仕事はありました、お客様(法人)もたくさんいました、もちろん収益もありました。
でも
いきなり倒産しました。
10月某日AM 社内メール受信 CEOより
「皆様、お疲れ様です。急なことで大変申し訳ありませんが、本日重要な発表があるので、16:00に大会議室へお集まりください。」
「ん? なんじゃこれ?」
「なんのこっちゃ?」
周囲に聞いても知る人はいません、ウワサの一つも聞こえていません。
このとき私は営業職です。
会社の売上数値は知っています。
業績悪化が継続している部門もあったので、ここをどうにかするって内容なら、あり得るな~とは思ってました。
16:00手前
ぞろぞろと会議室へ集合、100人以上いたと思います。ギューギューです。
「あれ? 書類が山積みされてる。なにこれ?」
「ん? 見たことない人が数人」
「んん!! 全員 胸元のバッジに菊の花!!!」
「なんで弁護士がいるんだ?」
「なにが始まるの???」
CEO
「え~、皆様 お疲れ様です。急に集まって頂き申し訳ない。会社にとって、非常に重要な発表があるので、集まって頂きました。」
「え~現時刻は16:00を少し過ぎておりますね、はい」
「本日、16:00 東京地裁により、我社は、破産を受理されました。」
「〇〇株式会社は、本日をもって倒産いたしました」
「社員の皆様には、誠に申し訳ございません、心よりお詫び申し上げます」
「え???」
・
「え??」
・
「え?~~~~~~~~」
「倒産?・破産?」
このとき、ほんとに頭の中まっしろになりました。
わけわからんすぎて(笑)
続いて弁護士バッジの方
「管財人の△△と申します、本日〇〇株式会社は、東京地裁により破産を受理されました」
「明日より破産手続きに入ります。」
「明日から、従業員の皆様は、全ての営業活動を行えません、すべての業務を止めてください、今後の給料の支払いに関しては・・・・・・」
途中からあまり頭に入ってきません。
給料も支払い能力がないとのこと・・・
このような場合に雇用保険から救済処置があるみたい。
初めて知ったよこれ。
「カンザイニン」ってなに? 「弁護士」じゃないの?って 疑問に思ったことを覚えています。
明日から仕事しちゃダメなんだ~~
ウッソ~~
お客様にめちゃめちゃ大迷惑をかけるよ~~
どうすんの?
会場内は、罵声と怒号が響いています。CEOへボロクソ言ってます。
放心状態の私は、あまり耳に入っていませんでした。
「あああ~~~~ どうなるんだろう~~~ 何がまずいんだろう~~~ *******」
放心状態の頭で、まっさきに出てきたことがあります。
「あ、やべ、子供の保育園 追い出されるかも?」
冷静に考えると、そんなことあるわけないのに、管財人さんへ質問してみました。
結果としては、追い出されません。
というより、倒産の件と無関係です。
よくわからない安心を得ました。
その日の内に、社用ケータイとPCは没収されました。
会社の財産ですからね。
ケータイ没収される前に、お客様全員に電話だけしました。
あたりまえですが、大迷惑をかけています。修羅場です。でも、どうにもなりません。私一人で対処できるレベルの話じゃありません。
会社が倒産すると、取引先に大迷惑をかけることになる経験をしました。
二度と経験したくないものです。
ざっと問題無い範囲で、背景を説明します。
お客様(法人)との取引において、事件性をもった取引が行われており、これが判明し、取引停止にいたった。ということです。
半年後くらいには、全容を知りましたが、世界を股にかける経済小説さながらのことが、自分の会社で起きていたことにビックリです。
まさに、事実は小説より奇なり とはこのこと。
経営陣は、最後の最後まで、会社を守るために動いていたそうです。
そりゃそうですよね。
今やばいんだよ~、このままじゃ倒産するよ~ とか口外するわけありません。経営層の数人しか知らなかったことです。
だから、会社はいきなり倒産するんです。
仕事では、よくいいますよね。
「わからないことあったら、すぐ聞いて」
「予定日までに処理できないことありそうなら、これも早めに教えて」
「予定日になって、できてません は避けたいよね」
経営陣は、「予定日になって、できてません」となりました。
ギリギリまで、倒産をさけるために、活動したと思います。
もし、早めに「会社がやばい、倒産するかもしれない」ということが
社内にウワサでも広まれば、退職する方も出たり、組織が混乱します。
こんなこと、するはずありません。
だから、会社はいきなり倒産するんです。
どんなに、まじめに頑張っていても
いきなり倒産します。
これは、あなたの会社にも 十分に、あり得る話しです。
特に中小規模であれば、どこの会社にも、あり得る話しです。
大企業でも、事業譲渡・売却など、あたりまえにやる時代になっちゃいました。
サラリーマンは、辛いですね。
「サラリーマン 会社やめれば ただのひと」
ここまで読んで頂き、誠にありがとうございます。
最後にメッセージです。
あなたの会社も、いつ倒産するか、絶対にわかりません。
何かしら収入の備えをすべきでしょうか?
もちろんすべきですが、収入を気にして副業などに時間を充てることは、絶対オススメしません。副業さけばれてる世の中ですが。
私の考えですが、
サラリーマンは、自分の仕事と、関連事のスキルアップに時間を充てるべきです。
なぜなら、仕事ができる人、かつ 人間関係を良好に保てる人へは信頼が生れます。周りの人は、必ずあなたの行動を見ています。あなたへの信頼は、あなた自身の助けにもなるはずです。
私は、この倒産後に、たくさんの方の協力を頂き、今も生き続けています。もちろん、周りの協力を得ることができなかった人も見てきました。
周りの方の協力を得られなかった要因は何か?
逆に言うと、私に協力頂けた要因は何か?
「あなたは信頼できるから」
ほんとに、とても感謝できる言葉を頂けたのです。
「信頼できる人間でないと、紹介したくない」ということです。
副業で「収入」を得ることに時間を使うよりも、「信頼」を得ることに時間を使うほうが人生ハッピーになると思います。
最後の最後にちょっとだけ
サラリーマンしながら、「信頼」を構築しながらも、別の「収入」が得られる可能性をもったコトが一つあります。
私がやっている「ドテラでお仕事」です。
家庭での日常生活にドテラ製品を取り入れるだけで、収入へとつながる可能性をもっています。このブログをいろいろ読んでみてください。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
私の経験が少しでもお役に立てば幸いです。
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